新着情報
大阪・関西万博2025を振り返る+おまけ
2025.10.20
半年間にわたって開催された大阪・関西万博2025が、ついに閉幕しました。来場者数・経済効果ともに当初の予想を上回り、全体として大きな成功を収めたといえます。テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、AIやバイオ技術、環境エネルギーなど、次世代を担う多彩な取り組みが集まりました。
会場では、サステナブル設計や再生素材の活用、デジタル体験を取り入れた演出が際立ち、来場者に新しい博覧会の形を印象づけました。一方で、夏期に発生した一時的な停電による帰宅困難では、主催側が迅速に避難所を開放し、シャトルバスの増発やSNSでの案内を行うなど、冷静な対応も見られました。特に個々のパビリオンが自主的に避難所として開放していたニュースには感動しました。
そして忘れてはならないのが、公式キャラクター「ミャクミャク」の存在です。独特のデザインと親しみやすい動きで国内外の注目を集め、グッズやSNSでの人気も爆発的でした。会場各所で子どもたちに囲まれる姿は、まさに万博の“顔”として多くの人々の記憶に残ったことでしょう。
パビリオンでは、日本館や大阪ヘルスケアパビリオンなどの国内パビリオンはもちろん、海外パビリオンもイタリア館、サウジアラビアパビリオンなど、多くのパビリオンが注目を浴びましたが、私の周りの方々から聞こえてくる声では、アートとテクノロジーを融合させたフランス館の評判が良かったです。このように、大阪・関西万博2025は多様な文化と技術が交わる場として、万博らしい魅力が存分に発揮されたといえるでしょう。
閉幕後は、会場跡地・夢洲のまちづくりが次の焦点となります。ミャクミャクがつないだ「いのちの輪」が、未来の社会づくりにも息づいていくことを期待したいですね。
最後におまけで万博がらみの情報を1つ提供いたします。大阪府立江之子島文化芸術創造センター(econo)で、「大阪・関西万博デザイン展」が10/19まで開催されています。企画内容は、大阪・関西万博におけるデザインが生まれるまでのプロセスを紐解くもので、アーティストやクリエイターが手がけた会場装飾やサウンドスケープの展示、さらに関わったクリエイターやプロデューサーによるトークイベントも実施されるとのこと、 ロゴマークや公式キャラクター「ミャクミャク」、大阪・関西万博デザインプロセス年表、パビリオンの空間デザイン展示など興味深い企画内容なので、万博をまだまだ楽しみたい方はぜひお出かけください。
.jpg)